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あの日からの想い


「彼女、あまり友達を作らないらしいよ」
「まあ、人間ぎらいなのかしら」

海王みちるのヴァイオリン演奏会の聴衆の中から、そんなささやき声がボクの耳に入ってきた。
あれはボクがまだセーラー戦士として覚醒する前のことだ。

ボクは少しイラついて席を立ってしまった。
そう・・・、まるで自分のことを言われているかと思ったんだ・・・。

セーラーネプチューンこと海王みちる。
ボクと彼女には、世界を破滅から救うメシアを探し出すという使命があった。

今ならはっきりとあの時のイラ立ちの理由がわかる・・・。
友達を作ってしまったら、その子からタリスマンを取り出すことをためらってしまうかもしれない。ひとりひとりに入れ込んでいてはダメなんだ。
人間ギライであるものか。人類を救うために自分の夢を封じ込め、戦いの道を選んだんだ。

みちると恋人同士を気取っているのだって、こうしていれば他人はあまり近づいてこないから・・・。
そしてボクが心から信頼し、気持ちをかよわせることができると思えるのは、やはり海王みちる、彼女だけなんだ・・・。


END

>あとがき






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